指について

はじめに

手相は手のひらのスジだけを見ると思われがちですが、指を見ただけでもおおざっぱな性質などがわかるものです。ここでは、日ごろ気にされてない指の特徴についてまとめてみます。ただし、線の善し悪しについては、まったく触れてませんのでこのページに書かれていることをうのみにしないようにしてください。本当は、手のひら（スジと丘）と手の形で裏付けをとっていきます。あくまでもバランスの問題ですから・・・。
　「指について」は四方望洋著（手相完全独習）のイラスト及び本文を引用・要約しています。

　指関節の形

　

　ア．第一関節だけ張っている指

考え方が緻密で、分析的、組織的、理論的、考え深い。第二関節が発達していないため実際に役立つことに能力を活用できない傾向がある。頭が細かく働きすぎて神経過敏になりやすい。

　イ．第二関節だけ張った指

几帳面な性格で物をよく整理整頓する。他人のアイデアでも、実際に役立たせる応用能力を備えている。

　ウ．両方の関節が張った指

ア．イ．二つの性格を兼ね備えたタイプで、科学者タイプ。精密な学問に適性があります。情熱的でなくやや冷淡な傾向があり、締め切りの厳しい仕事には向かない。

　エ．両方とも関節が張らない指

頭の働き、物の取り扱いはきちんとしたほうではない。感情が豊かで、理屈よりも情で動くタイプです。朗らかで、社交的で、動作が機敏です。

指の根元の形

ア．指の根元が太い

食欲が盛んで横に広いのは量、分厚いのは質を選びます。子供は食欲があり太いが、大人になっても太い人は食欲が盛んで料理も上手な人が多い。快楽や贅沢を好み、理屈っぽいことや、深く考えることは好まず、感情的です。

イ．細く、くびれている

多く食べないので頭が働き、利己的なところが少ない。気を使いすぎて胃腸や神経を痛めやすい。しわが寄っていると、以前太かったことを示し体質が変化したと思われます。

指先の形

ア．尖頭型（せんとうがた）

指先が細くなっていて細いほど特徴が強まります。頭はよく働くが、体を動かすのが苦手。才能を持っていても実際に役立てる実行力に欠ける。感情が豊かで、進歩的、自由を好み、理屈っぽくない。

イ．角型

物の理論を考えるタイプなので、理屈っぽいところがある。空想に走らず、現実的で秩序を守り自分の権利を主張する。情緒的なところは少ない。

　ウ．へら型

指先が広くなっている。非常に活動を好むタイプで、野外活動を特に好む。また、独立心や開拓精神がありますが、指が短すぎると無謀、でしゃばりなため失敗しやすい。

親指の屈曲性

親指の反り

親指を外に曲げようとしてよく曲がるかどうか

ア．柔軟で外によく反る

同情心があり、やさしく寛大で自由主義者です。新しい仕事や環境、他人に順応しやすい。物事を堅実に慎重にするように心掛けるべきです。

イ．硬くて真っ直ぐ以上には反らない

妥協しない、自己を主張して保守的。新しい仕事や環境、他人になかなか慣れない。物事を慎重に行い友人として信頼できる人です。貯蓄心があり、法規慣習をよく守る。

ウ．まっすぐならず、内側に曲っている

金銭や物を貯える力が強く、注意深く意志が強い。競争や困難に立ち向かうのを楽しむ性質があり、金持ちになる要素を持っている。欠点としては利己的、けち、秘密主義、頑固、保守的になりやすいので、人に恨みを買わないように心掛ける必要がある。

指の屈曲性

ア．非常によく反る

性質も柔軟で堅苦しくなく、形式にこだわらない。新しい思想や環境によく順応して開放的で寛大。厳格なところが少なく明朗で、愛想がいい。社交的です。一時的な感情に動かされて、気が変わりやすく永続性に乏しい。

イ．内側に曲がったまま、伸びない

伝統や因習をよく守り、警戒心が強く秘密をよく守る。貯蓄心が強く、自分の意志を通す力がある。人の意見や新しい思想を受け入れる順応性に乏しく人に厳格で頑固になったり、金銭的にケチだったり反感を持たれやすい。

ウ．まっすぐか、少しだけ曲がる

ア．イ．の中間に当たる人で、注意深く意志が強い。形式や伝統をある程度尊重するが固執はしない。中庸を得た堅実タイプ。

　

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