1.生命線(セイメイセン)The Life Line
バイタリティーと健康を主にあらわす。生命線を中心に、愛情や開運などの影響線、向上線が出やすい。
人差し指近くから出ている相は、積極的で勤勉な人が多い。線が悪くなければ比較的健康です。親指の近くから出ている相は、少し消極的で自制心に欠けるところがある。自尊心が強く、目上の人に反抗しやすい。名誉欲は強いが努力が伴わないことが多い。
自律神経に関連していて、肺などの呼吸器や胃、腸などの消化器の状況をあらわす。生命線といわれていたのは結核や胃腸病などの死亡が以前は多かったからで現在は高血圧、心臓疾患、肝臓病、がんなどの死因が増えてきているので、かならすしも寿命をあらわさない。
2.頭脳線(ズノウセン) The Intellect Line
性格、才能、個性、がわかる。適職をみるときにも重要な線で、長さと線の傾斜や方向が大切です。感受性や運動神経の発達度、末梢神経の疾病についてもわかる。
頭脳線の長短で、思考力の緻密さをはかり、短い場合は、一つのことを永く続ける力がある。長いほど思考が緻密になります。
一般的にまっすぐな頭脳線は、責任感、統率力、計画性があり堅実派タイプ湾曲した頭脳線は、想像力、企画力に富み、柔軟な態度で望む人です。
3.感情線(カンジョウセン) The Emotion Line
感情、愛情、恋愛のタイプ、性格がわかる。血液の循環を示し、心臓の働きなどがわかる。
感情線の長さは愛情の豊かさを示し、長いと愛情は豊かで、長すぎると嫉妬深く、独占欲が強い。愛情に盲目となりやすい。
短いものは利己的で淡泊、冷たい人。感情線に関しては、多少乱れている方が人間味がある。上にそるほど情感は豊かになり、直線に近くなるほど冷淡になる。
4.運命線(ウンメイセン) The Fate Line
理解力、思考力を示し、社会的な生活態度(仕事、転職、境遇の変化など)や親子関係をあらわし、よく変化する。
運命線は、大脳の働きに比例して発達するもので、知識の習得のため努力した人が、立派な運命線を持つケースが多い。
運命線だけでは、成功は難しい。太陽線との関連をみて判断する。二本以上ある人は、複数の仕事を持ったり変化の多い生活となる。
全くなかったり、きわめてうすい人は、早く自分の進む方向をみつけて努力する必要がある。
5.太陽線(タイヨウセン) Line of Apollo
芸術的才能、創造力、人間的魅力をあらわす。短いのが一般的で、長い人は大きな才能を持つ。
太陽線は、ほとんどの場合運命線を伴います。芸術的才能や創造的才能を有し、実現のために努力する。批判力や合理性もあり、太陽線が発達している場合は現状を打破し、革新的な考えを持つ。
結果的に人気、人望、名誉、財運を得る可能性を示す。
6.向上線(コウジョウセン)
向上心の強さを表す努力線で、存在自体が良相なので短くても何本あってもかまわない。
生命線上から出発して木星丘に向かう短い線で、行動する強い意思を表し仕事に打ち込む人が多い。
7.開運線(カイウンセン)
結婚、婚約、独立、昇進、出産、入学など日ごろの願いのかなう躍進のときをしめす。本人の努力次第で大きく成功する事ができる。
土星丘に向かうものは、努力的運命線ともいわれている。人生の転換期をあらわすことが多く新生活を切り開こうと精力的に活動を始めることをしめす。
8.結婚線(ケッコンセン) Line of Marriage
結婚後の夫婦状態をみる。夫婦仲をあらわし、よく変化する。独身者の場合は、本人の心の中に刻まれた恋心の数を表す。
3本以上ある結婚線は、多情で浮気な性格をあらわしているので、悪いほうに考えると次々に相手を変えやすい。線の濃さは愛情の濃さをあらわし濃い筋は結婚をあらわすことが多い。
下向きの線は心の結びつきが弱い事をしめし、上向きの線は幸運な結婚をしめす。感情線に近いほうが若いときをしめす。
結婚回数と一致しないが、濃い線が2,3本ある場合は再婚する事も考えられる。
9.金星帯(キンセイタイ) Ring of Venus
繊細な神経の持ち主に多い。早熟
第二の感情線ともいわれ、感受性が鋭く、表現力の豊かさや芸術性の高さから小説家や芸術家によく見られる。
異性絵の興味が強く、精神的に早熟といえる。色気があり異性から人気が高く、強くはっきり刻まれている人は異性を強く引き付ける。
10.健康線(ケンコウセン) Line of Health
肝臓、腎臓、泌尿器等の活動状況をあらわす。
生命線より離れて出たほうが健康で、切れ切れよりも一本のすっきりした線が望ましい。まったくでないほうがよくすっきりとした一本線も健康体。切れていたりもやもやしたものはよくない。第二の生命線ともいえる線で、生命線をきった場合は大病を患う事もある。改善されれば線も変化する。
11.影響線(エイキョウセン)
婚約、結婚の時期や影響者との出会いの時期などをあらわす。
結婚相手の出現以外に影響者や後援者、精神的な影響者をあらわす。線の長さと濃さは影響の程度をあらわし、薄くても短くても必ず出会いがある。
運命線に合流するか、横切るかで意味が大きく変わり横切るものは障害線と見ます。出会いの時期や結婚、婚約の時期は合流地点で判断することが多い。
12.障害線(ショウガイセン)
体調の不調をあらわす場合と対人関係や仕事などで悩む時期をあらわす場合がある。
生命線を真横に近い角度か少し斜めに横切る線で、線の強さで障害の大きさが
わかる。数多く横切る場合は、物事をくよくよ考えてしまう繊細な人といえる。
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